厳しい暑さが続く中、7月24日は土用の丑の日です。と、くれば食べたくなるのは「うなぎ」ですよね。漁獲量が減少しうなぎの価格が高騰する中、手ごろな価格で食べられるかもしれない“夢のうなぎ”も登場しています。
蓋をあけると、ふわっと広がる香ばしい香り。
(リポート)
「パワーをつけたいときはやはりうなぎ!照りツヤが違いますね。香ばしさとふんわり感がありますね」
「スタミナ食」とも言われ、夏バテ予防としても食べられている「うなぎ」。
疲労回復や免疫力を高めるビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。
県内でも暑い日が続く中、スタミナを付けようと「うなぎ」を求める人が…
〈訪れた人〉
「疲れ気味なので食べに来た」
「去年みたいに猛暑になると思うので、(夏を)乗り越えるためにいまのうちに食べて。ふわふわ感と脂ものっていて最高ですよ」
7月17日に新潟市中央区にオープンしたこちらの店。
全国に228店舗を展開するチェーン店で本格的なうな重を1600円から食べることができます。
〈鰻の成瀬 新潟本町通店 川口陽平マネージャー〉
「夏すごく暑くて去年もすごく暑かったじゃないですか。そういったときにうなぎを食べていただけるとうれしいです」
24日の土用の丑の日を前に通常の3倍のうなぎを用意したといいますが…
Q)仕入れ価格が上がったなと感じる?
〈鰻の成瀬 新潟本町通店 川口陽平マネージャー〉
「当初予定していたよりは…そうですね」
漁獲量の減少により高騰を続けるうなぎ…
しかし、今後、より“手軽な価格”で食べられるかもしれない“夢のうなぎ”が公開されました。
こちらが、そのうなぎの稚魚。天然ではなく人の手で育てられた「人工種苗うなぎ」です。
普段私たちが食べている「養殖うなぎ」は海で捕った天然の稚魚「シラスウナギ」を育てて出荷します。
一方、今回の「うなぎ」は捕まえた天然のうなぎを育てて卵を産ませ、人の手で孵化させて育てたものです。
漁獲量に左右されず将来的に安定した価格で流通することができると期待されていて、国の施策として2050年にはすべての養殖うなぎをこうしたうなぎにすることを目指しているということです。
暑い夏をのりきるためにも食べたい「うなぎ」。
より手ごろに食卓にのぼる日も遠くないかもしれません。
この記事の動画はこちらから再生できます