新潟県内でも7月に入り新型コロナウイルスの感染が拡大しています。その治療薬はことし4月から自己負担となり種類によって1万6000円から3万円に。人の移動が増えるこれからの時期、改めて感染症対策が求められています。
まちには感染の拡大を意識し始めた人も。
〈30代・会社員〉
「学校でも職場でも(感染拡大の)話が聞こえてきたので(マスクを)付けようかなと思って、きょう久々に出しました」
Q)きょう久々に?
「職場ではしていたが、外では久々に」
〈小学5年生〉
「マスクしなさいって言われた」
Q)どうして?
「最近コロナが流行ってるからマスクした方がいいって言われた」
〈60代〉
「コロナが流行っているので、高齢ですし、孫とか家族にうつすと旅行も行けませんし、全部何もできなくなるので(対策を)できるだけ」
県が7月25日に発表した定点あたりの報告数は先週、9.60でした。
7月に入ってから3週連続で増加しています。
新潟市中央区にある薬局を訪ねてみると…
〈メッツ柳都薬局 薬剤師 相田美奈子さん〉
「7月に入ってからは徐々に増えてきた印象で、暑くなってマスクを外す機会も多くなってきたせいか、患者さんが増えてきている印象を受けている」
その治療薬は…
〈メッツ柳都薬局 薬剤師 相田美奈子さん〉
「当薬局で取り揃えている治療の薬はこちらの3種類です。3割負担の方であれば、お会計金額が単独で出た場合、約1万6000円から3万円前後の価格帯になります」
ことし4月から治療薬の公費による支援がなくなり患者の負担が増えたのです。
国内で処方されている3つの治療薬は3割負担の場合でも高額に…
そのため治療薬を求める人は重症化リスクのある人などで月に1人か2人だということです。
それ以外の人は…
〈メッツ柳都薬局 薬剤師 相田美奈子さん〉
「主に出るのがこちらの5種類です。どれも風邪の対処療法になるのですが、解熱剤、鼻やたん切りの薬、のどの薬、咳止め、風邪の総合薬、このセットで出ることが多いです。負担金によって様々ですが1000円前後で収まります」
ほとんどの人は解熱剤やせき止めなどの対処療法を選んでいるといいます。
県は例年、夏に感染拡大の傾向がみられるとして、基本的な感染対策の徹底のほか体調がすぐれない時は多くの人が集まる会合などに出席することを控えるよう呼びかけています。
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