妙高市で５日午後、８７歳の男が運転する普通乗用車が、交通誘導をしていた男性をはねる事故がありました。
この事故で男性が病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
事故があったのは妙高市田口の県道です。
警察や消防によりますと５日午後１時ごろ、県道を走行していた普通乗用車が、交通誘導をしていた妙高市赤倉に住むアルバイトの男性（７６）をはねました。
県道の草木を伐採する作業のため道路に作業車が停止中だったことから、男性は道路上で交通誘導を行っていました。
道路は片側一車線の直線道路でした。
現場付近にいた人が「車と誘導員の事故、意識がない状態です」と１１９番通報しました。
救急隊が駆け付けたところ、男性は頭から血を流して倒れていて妙高市内の病院へ搬送されましたが約１時間後に全身を強く打つ多発外傷により死亡が確認されました。
警察は普通乗用車を運転していた８７歳の男を現行犯逮捕し、事故の原因などについて捜査しています。
男はひとりで運転していて、警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めています。