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【台風10号】接近に備え 稲刈り急ぐ人や防災グッズ求める人も 県内には9月1日~2日に最接近か 《新潟》

TeNYテレビ新潟 2024年8月28日 19時20分

非常に強い勢力でゆっくりと進む台風10号は、9月1日から2日にかけて県内に最も接近するおそれがあります。稲刈りを早めるコメ農家や防災用品を買う人など、県内では今できる備えをする人の姿が見られました。

上越市で響くコンバインの音。

何かに急かされるように…

〈稲刈りする人〉

「雨降る前までに終わらせたい」

県内にも接近するおそれがある台風です。

雨や風でイネが倒れるとコンバインでの作業効率が悪くなるため、収穫が遅れ、結果的に品質が落ちるおそれがあるといいます。

こちらの農家でも…

〈グリーンファーム清里 保坂一八社長〉

「台風が近づいているので、若干早いが稲刈りを進めようと」

台風に加え、コメ不足の影響で早生品種こしいぶきの収穫を2~3日早めました。

〈グリーンファーム清里 保坂一八社長〉

「この台風を乗り切ってどんどん収穫をして、品質、量についてもそれほど心配はないと思うので、おいしいおコメを早めに新米を皆さんにお届けしたい」

こちらのホームセンターでは防災用品の補充に追われていました。

〈スーパーセンタームサシ新潟店 鈴木啓市さん〉

「(相次ぐ)台風とか地震とか水害とか、災害によってお客様の防災意識が高まっていて、セットの商品がよく売れます。南海トラフの地震がかなり大きかったと思います」

8月、初めて南海トラフ地震の臨時情報が発表されたことを受け、防災用品を求める人が増え、品薄状態が続いていると言います。

(リポート)

「防災意識の高まりも相まって台風10号に備えて土のうに使う砂を買い求める人も多いと言います」

8月の防災用品の売り上げは例年と比べ1.5倍を見込んでいるということです。

〈客は〉

「ニュースを見ていると災害級と言葉も強めですし、小さい子もいるので停電が怖いと思って、光だけは確保しようと思って(懐中電灯を)見に来た」

〈客は〉

「心配になっちゃって窓が。でっかい窓なんでこれ(養生テープ)貼らないと危ないかなと思って。よかったです間に合って」

非常に強い台風10号は29日にかけて九州南部に接近し、その後、上陸するおそれがあります。

県内には9月1日から2日にかけて最も接近する見込みです。

気象台は早めの備えを呼びかけています。

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