92歳の母親の遺体を自宅に放置したとして死体遺棄の罪に問われていた男に、懲役10か月の実刑判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、新潟市の無職小林弘明被告(66)です。
判決によりますと、小林被告はことし6月、同居する当時92歳の母親が亡くなったにも関わらず遺体を自宅に放置していました。
新潟地裁の石黒瑠璃裁判官は「被告人はギャンブルが原因で金銭的に困窮し葬儀の費用が出せないとの理由で遺体を放置したことに酌むべき事情は見当たらない」などと指摘しました。
別の事件で仮釈放中だったことも踏まえ懲役1年2か月の求刑に対し、懲役10か月の実刑判決を言い渡しました。
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