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自民党総裁選で争点化 “選択的夫婦別姓”に賛成?反対? まちの声は 《新潟》

TeNYテレビ新潟 2024年9月17日 21時1分

自民党の総裁選で争点のひとつになっているのが「選択的夫婦別姓」です。夫婦が望めば結婚した後もそれぞれの姓を名乗ることのできるこの制度。街の声を聞きました。

先週開かれた討論会。

総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相は“あるテーマ”について決着をつけると明言しました。

それが…

〈小泉進次郎元環境相〉

「選択的夫婦別姓については課題に決着をつけるひとつの象徴だと思います」

夫婦が望めば結婚した後もそれぞれの姓を名乗ることのできる“選択的夫婦別姓”についてです。

(リポート)

「日本の法律では結婚する場合、どちらかの姓を選ばなければならないと定められています。夫婦別性について街の人はどう思っているのでしょうか」

《賛成》

「(姓を)変えるのが面倒くさい」

《反対》

「反対かな、自分が結婚した時、嫁さんが僕の名前を名乗ってくれたので」

《賛成》

「(名字が)変わるのは抵抗ありますね、手続きも大変だというじゃないですか」

Q)名字は?

「斎藤です」

Q)愛着ありますか?

「ありますね、やっぱり」

一方、こんな若者も…

《反対》

「19歳です」

Q)結婚はまだ?

「はい、でも将来的にはしたいよね」

「(姓は)一緒がいい!」

「だから反対だよ」

「どちらかというと同じがいいです」

「一体感です」

こちら80代の女性。二人とも結婚したのは60年以上前だといいます。

Q)旦那さんの名字?

「そうですね、当たり前のように」

「当たり前のようにそういう風に生きて来たから」

Q)旦那さんの名字になることはうれしかった?

「まあまあ、あったんでしょうかね」

「そうだね、無きにしも非ずだね。家庭の中で姓が違う子どもがいると、どうなんだろうと引っ掛かります」

選択的夫婦別姓をめぐっては経団連が「女性の活躍を阻害しているビジネス上の課題」として早期の実現を求めています。

さきほどの女性からも。

〈80代女性〉

「自立している女の人たちなんかにいわれれば賛成なんでしょうけど、活躍している人たちが姓が変わったりするのも、そのまま自分の姓で過ごしたい」

50人に聞いたところ、8割が賛成という結果に。

総裁選の候補者からもさまざまな意見が出されました。

〈小泉進次郎元環境相〉

「選択的ということがそのままの通り今のまま同姓を選び続けたい方にはその選択肢は守られ続けます」

〈小林鷹之前経済安保相〉

「家族兄弟姉妹のなかで性が異なりうる家庭というのが 出てくる可能性がある以上、私は慎重であるべきだと申し上げています」

〈上川陽子外務相〉

「私自身も結婚して姓を変えて旧姓を使用しておりません。姓を変えました。そのときの私自身のアイデンティティーというか半分そがれたような思いがしました」

意見が分かれる選択的夫婦別姓。

総裁選を通じてどのような答えが示されるのか、注目されます。

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