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「侮辱・大声で威圧」など 市職員アンケート回答者の37%が“カスハラ”経験 村上市が10月1日から職員のカスタマーハラスメント対策実施 ≪新潟≫

TeNYテレビ新潟 2024年9月30日 14時2分

客が従業員に対し理不尽な迷惑行為を行うカスタマーハラスメント……いわゆる“カスハラ”を巡り、村上市は10月1日から職員をハラスメントから守るための対策を実施すると発表しました。

市はSNSなどへの勝手な投稿やインターネット上での誹謗(ひぼう)中傷を防止するため、職員の名札の漢字フルネームをやめて、ひらがなとローマ字での苗字表記のみにするほか、カスハラに対する予防・対応マニュアルを策定します。

市がことし6月に実施した職員へのアンケートによりますと、過去5年間に何らかのカスハラを受けた職員は回答した570人の職員のうち37%。

その主な内容は

・「侮辱、大声で威圧するなど乱暴な言動」 159名(29%)

・「長時間の拘束(窓口・電話など)」 126名(23%)

・「行政手続きなどにかかる不当な要求」 79名(14%)(※複数回答)でした。

中には「インターネット上に書き込みや掲載をされた」と答えた人や、「SNSで投稿するぞ!と脅迫めいた言葉を言われた」と回答した職員もいたということです。

村上市は「職員へのカスタマーハラスメントがあると業務効率の支障を及ぼすほか職員の心身の健康を損なうおそれもある。職員に相談・意見を頂戴する際には基本的な人権意識をもっていただければ」と呼びかけています。

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