県はクマのエサとなるブナの実が県全体で「不作」と発表しました。冬眠を控えたクマが人里近くに出没するおそれがあり注意を呼びかけています。
冬眠を前にクマの活動が活発となるこの季節。
県はクマの出没傾向を予測するためブナやクリなどエサとなる木の実の調査を毎年行っていて、9月30日、ことしの結果を公表しました。
それによりますと奥山に分布するブナは県全体で「不作」、人里近くに分布するクリ、コナラなどは「並作」でした。
このため、この秋は奥山を中心に活動するクマがエサを求めて人里近くに出没する可能性もあるとして県は、クマ出没警戒注意報を11月まで延長しました。
今年度、人身被害は4件確認されています。
県はクマの出没が確認されている場所を避けることなどを呼びかけています。
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