東京オリンピック男子マラソンに出場した服部勇馬選手が、地元の十日町市で一日警察署長を務め、特殊詐欺に注意を呼びかけました。
「あなたを十日町警察署一日警察署長に委嘱します」
十日町市出身の服部勇馬選手。
制服に袖を通し一日警察署長としての勤務が始まりました。
署員を前にしての訓示。
「私自身は日ごろ自分自身のためではなくて誰かの笑顔のために走るように心がけています」
警察官の仕事も誰かの笑顔につながっている…そう語りかけました。
その後、市内のスーパーで特殊詐欺への注意を呼びかけた服部署長。
県内での被害額は約3億5000万円。十日町市内でも70代の男性が184万円をだまし取られるなどの被害が起きています。
〈服部勇馬選手〉
「生まれ育ったこの十日町は田舎でそういった事件や被害とは無縁だと思っていました。きょうに限らずできる限りのことを周りの方々に発信していきたい」
大学駅伝、オリンピックと功績を残してきた服部選手。パリオリンピック出場はかないませんでしたが、世界を見据えてトレーニングを続けています。
「箱根駅伝が好きなのでずっと見ていたので応援していました」
「かっこいいです」
「まだまだ頑張ってオリンピックに出るようにしてもらいたい」
〈服部勇馬選手〉
「僕が十日町市内を走っていると、温かい声をかけていただいて本当に温かい人が多い。これからもっとみなさんに喜んでもらえる結果を残していきたい」
そのうえで「1年、1年が勝負だと思い世界で戦えるように頑張っていきたい」と抱負を語りました。
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