〈”シカ”を目撃した市民は〉
「すごい大きい!」
「あんまり見ないですよね。大丈夫なんですかね?」
大きくて立派な角……植えられた樹木の葉をムシャムシャと食べるこちらの生き物……。
ニホンジカのオスとみられます。
動画は6日午前9時頃、新潟市西区の「青山斎場」で撮影されたものです。
撮影者の女性に話を聞きました。
「車も止まって……ゆっくり歩いていた」
〈シカを撮影 新潟市在住の40代女性〉
「市内でこんなに大きい”シカ”は見たことがありません」
こう話すのは新潟市に住む40代の女性です。
女性は6日の朝、ランニングをしていたところ、海側の松林からでてきた”シカ”と遭遇しました。
松林を出てきたシカは道路を横断し、反対側の斎場へと向かっていったといいます。
〈シカを撮影 新潟市在住の40代女性〉
「車も止まって……その間をゆっくり歩いていました。相当大きく、1m以上はあった」
斎場で草を食べる
斎場にたどり着いた”シカ”は落ち着いた様子で周囲を散策……のんびりと植えられた樹木の葉を食べる様子も確認できます。
その後も足を速めることなくゆっくりと斎場の敷地内へと入っていきました。
「ニホンジカ」のオスか
新潟市の環境政策課に動画を確認してもらったところ“シカ”は「ニホンジカのオス」とみられることがわかりました。
新潟市西区内ではこの時期は毎年多くシカの目撃情報が寄せられるといいます。
「目を合わせない・大声出さない・近づかない」
新潟市はシカなどの野生動物にあった際には以下のように行動してほしいと呼びかけています。
◆「目を合わせない」
目を見つめると、相手が威嚇されたと思い込み、襲ってくることがあることもあります。
◆「大きな声を出さない(驚かさない)攻撃しない」
大声を出すなどして驚かしてはいけません。また、石を投げたりして刺激すると逆上して襲ってくることがあるため、大変危険です。
◆「近づかない、ゆっくり行動する」
むやみに近づかず、静かに、その場を離れましょう。背中を見せたり、走って逃げると向かってくることがあるので、ゆっくりと後ずさりしながら離れてください。接近が避けられない場合は、逃げ道を明け渡し安全な場所に避難してください。
「シカによる被害なし」でも見かけたら110番を
市によるとシカによる人身被害や農作物などへの被害はいまのところないといいますが、目撃した場合は最寄りの警察に通報するよう呼びかけています。
(映像提供:視聴者)
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