10月は「高齢者交通事故防止運動」の実施月間です。高齢者による交通事故を防ごうとドライバーの適性診断が新潟市で行われました。診断するのは“運転のくせ”です。
パソコンのシミュレーションを使って行われる運転の適性診断。
一見、ゲームのようで簡単そうに見えますが…
「スピード出しすぎた」
「おっと~」
路上駐車が並ぶ道路など日常に潜む危険が組み込まれています。
〈参加した男性・74歳〉
「右に寄りすぎるとかセンターラインに寄りすぎるとか言われて、運転だめですね、意外とできないっていうのがよくわかりました」
新潟市西区の高齢者を対象に行われた適性診断。
バスやトラックなどの運送事業者向けに行われているものですが、高齢者の交通事故を防ごうと、去年から区が費用を負担し利用を呼びかけています。
ハンドル操作や危険物を避ける判断など9項目をもとにその人の“運転のくせ”を診断します。
診断結果を手渡し注意点を伝えることで安全運転につなげてもらう狙いがあります。
「本人は注意をしているつもりなんですけど、やっぱりその注意力が年相応に落ちてき ているんですね」
ほぼ毎日、買い物などで車を運転しているという男性は…
〈参加した男性・89歳〉
「自分のどこを注意しなきゃならんかがよくわかった年に一回はこの検査はやりたい免許があるあいだは」
この適正診断を行う自動車事故対策機構は車の販売事業者とも連携して利用できる場所や機会を増やしていきたいとしています。
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