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どうなる?裏金問題…「超短期決戦」の選挙に 自民党は新潟2区の細田健一議員を非公認に「どういう線引きが行われたのか、驚愕した」 県連で戸惑いも 《新潟》 

TeNYテレビ新潟 2024年10月9日 19時24分

10月9日、衆議院が解散されました。

これを受けて、10月27日に投開票が行われる予定の衆議院選挙に向け、事実上の選挙戦がスタートします。

解散に先立ち自民党は、いわゆる裏金議員の公認問題をめぐり新潟2区から立候補を予定している細田健一前衆議院議員を非公認とする決定をしました。

自民党は9日朝、石破総理大臣、出席のもと選挙対策本部の会議を開きました。

【石破首相】

「本日衆議院を解散いたします。私どもがこの選挙で勝ちますことが、日本国のためである、 そのような確信のもと、有権者に真摯に向き合い、誠実にこの選挙を戦ってまいりたいと思います」

自民党は9日朝も、いわゆる裏金議員の公認問題をめぐって協議を続け、これまで非公認で調整していた旧安倍派幹部の萩生田光一氏ら6人に加え、新潟2区から立候補を予定している細田健一前議員ら6人のあわせて12人を非公認とすることを決めました。

非公認になれば、自民党の後ろ盾がなくなる事態になります。

解散の日の突然の決定に細田さん本人は……。

【細田健一 前衆議員議員】

「私はまったくわからない。どういう線引きが行われたのか」

「不信感というか、どういう線引きをしてどういう議論でこういう結果になったのか、きちんとご説明いただきたいという気持ち。相当びっくりしたと。驚愕したということです」

無所属で出馬するのかどうかなど今後については「支援者などとよく相談したい」と話しました。

細田さんの公認申請を行っていた自民党県連でも戸惑いが見られました。

【自民党県連 高橋直揮新潟2区選対本部長】

「同じ条件の国会議員がいて、なんで彼がそういう状況になったかということに関しては党本部の見解を聞いてみないとわからない」

「自民党を応援してきた地元の人たちの気持ちを裏切るような行為だと思っている」

【自民党県連 岩村良一 幹事長】

「世論の逆風と公認問題を厳しく判断するというものの中で今回の判断がなされたと思うがあまりにも時間がなさすぎて実務的にも政見放送から新聞広告から自民党という文字をみんな取り除かなければいけないという作業が生じるでありましょうし、どっちに転んでいくかもわかりませんし、混乱が生じていることだと思う」

衆議院の解散を受け、選挙は今月15日公示27日投開票の日程で行われる運びで、解散から投開票日まで18日しかない「超短期決戦」となります。

最大の争点は自民党の裏金問題を受けた政治改革で、有権者が自公政権を信任するかが問われることとなります。

また、物価高への対応など経済政策についても論戦が行われる見通しです。

事実上の選挙戦がスタートしました。

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