10月27日に投開票が行われる衆議院選挙について、自民党からの非公認が決まった細田健一前衆議院議員が無所属で出馬する意向を表明しました。県連は細田前議員を推薦するとして選挙戦を支えていく方針です。
10月10日、県議会庁舎を訪れた細田健一前衆院議員。
〈細田健一 前衆院議員〉
「新潟県連の推薦をいただくお願いをしにおじゃましました。出馬表明をさせていただいたのでまた頑張って走るしかない」
衆議院が解散した10月9日。
いわゆる裏金に関わったとして、自民党は細田前議員など12人を非公認とすることを決めました。
〈細田健一 前衆院議員〉
「支援者、関係者とよく相談して考えたい」
決定から一夜、10日朝の2区支部の緊急役員会議で細田前議員は無所属での出馬を表明しました。
〈細田健一 前衆院議員〉
「本当に厳しい戦いになると思いますが、とにかく目の前のやるべきことに集中して一歩一歩、歩んでいきたいと思います」
急転直下の無所属での出馬。
県連は細田前議員の依頼を受け、10日午後、県連として推薦することを決定しました。
〈自民党県連 2区支部選対本部 高橋直揮本部長〉
「涙流して党員の人たち我々も含めて涙流してお願いしますと話してきました。皆さん怒っています。党本部の今回の処分については。 その怒りをパワーに変えてむしろ結束して頑張っていきたいなと考えています」
そうした中、開かれた県連幹部の会議。
〈自民党県連 佐藤信秋会長〉
「我々はしっかりと細田健一候補を支えることで、 全勝を期してまいりたい」
前回の衆院選で2勝4敗となったことを受け、今回は5つの選挙区で全勝を目指すと士気を高めていました。
〈自民党県連 佐藤信秋会長〉
「(細田前議員も)公認で準備を進めてきたわけですし、我々としては5区の全勝を目指しだから2区も当然勝ってもらうということで支援体制はしっかり組んでいるということです」
〈細田健一 前衆院議員〉
「党本部の決定がどのようなものであっても県連としては細田さんを応援するんだというお話をいただいたので、それは私にとってありがたいお話でした」
新潟2区からはこのほか立憲民主党の菊田真紀子 前衆議院議員と日本維新の会の井上基之さんが立候補を予定しています。