新潟駅のバスターミナル内の道路に「横断禁止」と書かれた注意喚起の大きなパネルが登場しました。
パネルは幅が大きなもので9メートル、高さは約1.4メートル。
バスターミナル内に10月18日までに3か所設置されました。
開業から半年が経過した新潟駅のバスターミナル。
駅の下をバスが通れるようになり利便性が向上、以前と比べてバスの利用者が増えた一方で、バスターミナル開業直後からある問題も……。
駅直下のバスターミナル道路はバス専用で横断が禁止されていますが、車道を渡る人が後を絶たないというのです。
道路を挟んでバス停が分かれていることから乗り継ぎなどの場合、バスを降りた場所によっては道路を横断できないことから、う回しなければなりません。
新潟市によりますと開業直後、注意喚起の立て看板だけでなく誘導員を配置し、横断しないよう呼び掛けていた時期もありました。しかし、横断しようとする人はゼロとはならず……。
これまで事故につながるような事案はないといいますが、それでもバスの運転手がクラクションで横断しようとする人に注意喚起する場面が見られるといい、今回のパネル設置に至りました。
バスの走行する道路の反対側に行くにはエスカレーターで2階の通路へ上がり、エスカレーターで反対側へ降りるか、バス停から少し離れた横断歩道を渡る必要があります。
バスの利用者からは、道路を挟んでバス停が分かれていて 「乗り継ぎの時大変」という声も聞かれました。
ことし6月、新潟市の中原市長は現地を視察した上で、（バスターミナル内の）横断歩道の設置については難しいとの考えを示しています。
市は車道の横断は大変危険だとして、駅2階の通路を利用してほしいと呼びかけています。