10月27日に投開票が行われた衆議院選挙。県内5つの小選挙区すべてで立憲民主党の候補が勝利しました。一方の自民党は政権を明け渡した2009年以来の全敗。与野党で“明暗”が大きく分かれる結果となりました。
28日朝、二人三脚で走りぬいた妻と街頭に立ちました。
新潟3区で当選した立憲民主党の黒岩宇洋さん。当選から一夜明け、改めて意気込みを語りました。
〈黒岩宇洋さん〉
「格差については新潟から選ばれた人間としては徹底的に埋めていく。あくまでも公平で公正な開かれた政治というものは当然実現しなきゃいけないという、その原点に立ち返る」
27日午後11時すぎ、国政返り咲きの吉報が届きました。
黒岩さんは約10万5000票を獲得し、5度目の対決となった自民党の斎藤さんを退けました。
県内では5つの小選挙区すべてで立憲民主党の候補が勝利を収め議席を独占しました。
2区の菊田真紀子さんは自民党の裏金問題を厳しく追及。ダブルスコアの圧勝で8回目の当選を決めました。
前職3人による争いとなった4区。米山隆一さんが野党勢力の支援を追い風に支持を伸ばし2回目の当選を果たしました。
28日朝、長岡市の街頭に立った米山さん。有権者から託された一票…そして議席の重みを感じていました。
〈米山隆一さん〉
「いろんな方が期待をよせてくれるのはありがたいですけれども同時にそれは責任ということですのでしっかり身を引き締めて頑張っていきたい」
与野党一騎打ちとなった新潟5区では立憲民主党の梅谷守さんが2回目の当選。支援者とともに喜びをかみしめました。
1区の西村智奈美さんは7回目の当選。区割りの変更で新たに選挙区となった佐渡でも勝利を収め票を伸ばしました。
28日朝、政権交代へ向け決意を新たにしました。
〈西村智奈美さん〉
「政権交代こそが最大の政治改革であると今回私たち立憲民主党のメインスローガンでした。きょうからその可能性が模索できるのではないかと思っています」
一方の自民党は小選挙区で全敗。
政権を明け渡した2009年以来の大敗となりました。
3区の斎藤洋明さんは比例代表で復活当選。
このほか比例代表単独で出馬した国定勇人さんも再選しました。
県連所属の自民党の衆議院議員は改選前の6人から2人となり大きく数を減らしました。
県内の投票率は58.56パーセントで前回を4.60ポイント下回り過去2番目の低さとなっています。
この記事の動画はこちらから再生できます