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【衆院選・新潟】自民全敗 5つの小選挙区は立憲民主党が独占 勝敗を分けたポイントとは?《新潟》

TeNYテレビ新潟 2024年10月28日 1時7分

衆議院選挙は県内5つある小選挙区は、すべて立憲民主党の候補が制しました。

勝敗を分けたポイントを県政担当の岡田デスクが解説します。

TeNYテレビ新潟

1つ目が政治とカネの問題をめぐる自民党への逆風。

政治とカネの問題をめぐって象徴的な選挙区となったのが新潟2区です。

派閥の裏金問題を受け細田健一さんは自民党から公認が得られず、無所属での出馬となりました。

さらに選挙戦の終盤には党本部から政党支部に2000万円が支給されていたことが明らかとなり、野党側に攻撃の材料を与える結果となりました。

新潟2区の出口調査の結果で、自民党支持層の投票先をみてみました。

自民党支持層のうち細田さんの得票率は6割を下回り、立憲民主党の菊田さんに3割が流れていることがわかります。

2つ目が立憲民主党を共産党が間接的に支援したことです。

今回の衆院選で共産党は新潟1区に候補を擁立しましたが、そのほかの4つの選挙区には候補の擁立を見送り、間接的な支援に回りました。

共産党県委員会の樋渡委員長は「共産党が選対に加わることはなかったが支持者の9割は立憲の候補に投票しただろう」と分析しています。

異例の短期決戦となり準備期間が限られる中で、これまで積み重ねてきた野党共闘の経験が生き非・自民の票をまとめきったことで立憲民主党の躍進につながりました。

自民党は5戦全敗……来年夏の参院選では、国会議員の数が大きく減る中でどう選挙戦を戦うのか……

自民党は重い課題を突き付けられた格好です。

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