26日、巡視船「とから」が佐渡島の弾崎灯台から北西115キロの海域で、しょう戒中に航行不能になりました。
第九管区海上保安本部によると船を動かす推進装置が故障したということです。
「とから」は巡視船「やひこ」にえい航、救助され27日午前に新潟港に着岸しています。
航行不能となったのは鹿児島県・串木野海上保安本部所属の「巡視船とから」で、第九管区海上保安本部に派遣中だったということです。
海上保安本部によりますと、26日の午前7時20分ごろ、佐渡島の弾崎灯台から北西約115キロの海域で推進装置の油圧低下を知らせる警告音が鳴り、航行不能となりました。
船内には油が飛び散っていたということです。
その後、午後2時45分、救助要請をうけた巡視船「やひこ」がえい航救助を開始し、27日午前10時30分、新潟港西区中央埠頭に着岸しました。
「とから」から油の流出はなく、乗組員19人にケガはありませんでした。
海上保安本部が油圧が低下した原因などを調べています。
(画像提供:第九管区海上保安本部)