東北電力が「火力の脱炭素化」に向けて試験を続けている、LNGと水素の混焼試験に成功したとして、試験の様子を公開しました。
この試験は東北電力が新潟市東区の新潟火力発電所で去年から行っているもので、既存の燃料であるLNGに水素を混ぜて燃焼させ、発電を行います。
これにより、CO2の排出量を減らすことができるといいます。
東北電力によると、事業用ガスコンバインドサイクル火力発電所では全国初の試験だということです。
去年10月の試験では、LNGの体積に対して水素1%程度の混焼に成功。
ことし10月29日から30日にかけて行われた試験では8%程度まで増やし、発電所の運転に与える影響も検証されました。
東北電力では、こうした試験を重ね、「火力の脱炭素化」を進めたいということです。