県は30日、23日に阿賀野市で見つかった死んだオオタカから、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表しました。
21日には長岡市で見つかったオオタカからも高病原性ウイルスが見つかっていて、野鳥から発見されるのは今シーズン2例目です。
県によりますと、23日に阿賀野市で見つかったオオタカは簡易検査では陰性でしたが、その後28日に環境省が行った遺伝子検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性を確認。30日、ウイルスが高病原性であると判明しました。
これを受け、発見場所から半径10キロ圏内が「野鳥監視重点区域」に指定され、県や阿賀野市が監視体制を強化しています。
県によりますと、31日現在、区域内で野鳥の大量死等は確認されておらず、付近の養鶏場でも異常は確認されていないということです。
県は、野鳥が死んでいていも直ちに鳥インフルエンザへの感染を心配する必要はないとした上で、同じ場所で多数の鳥が死んでいる場合、素手で触らずに地域振興局健康福祉(環境)部や県庁環境対策課に連絡するよう呼びかけています。