糸魚川市は5日、市内の小学校で提供された給食から棒状の異物が見つかる事故があったと発表しました。
この事故で体調不良などを訴える人は5日午後7時現在、確認されていないということです。
糸魚川市によりますと給食に異物が混入する事故があったのは能生小学校の職員室です。
5日午後1時前、職員室で給食の「マロニースープ」を食べた教員が、口の中で違和感を感じ確認したところ黒っぽい棒状の金属片のような異物(長さ1.1センチ、太さ0.5センチ程度)が混入しているのを発見しました。
異物を見つけたのは教員1人のみで、約30人いる教員やこの学校の児童約170人から同様の被害は確認されていないということです。
この給食は能生給食センターで調理されたもので、能生地域のほかの小学校4校、中学校1校へも配送しているということです。
市が調べたところ、ほかの小中学校からの被害は確認されていないということです。
給食には「マロニースープ」のほか、「厚揚げのオイスターソース炒め」や「ダブルポテトサラダ」などが提供されていました。
市は事故当時の職員室の状況や給食センターへの聞き取り調査を行い、食材や調理器具などを調べたということですが、原因は分かっていません。
市は市内の全学校の給食室における調理器具の再点検を行うとともに、学校給食関係職員に衛生管理の徹底を指導するほか、再発防止に取り組むとしています。