秋の食材を使ったスイーツが店頭を飾る時期。
県内でもこの時期ならではの和洋菓子が話題となっています。
新潟市秋葉区にこの夏オープンした夫婦パティシエが営む「パティスリー リヤン」。
ケーキで“四季”を表現していて、今の時期はショーケースの中にイチジク、ブドウ、栗などのケーキが店頭に彩りよく並べられています。
このほか洋ナシを使ったタルトは芳醇な洋ナシの香りとキャラメルカスタードが良く合うと人気だといいます。
20種以上あるケーキの中には、みたらし団子のような味わいの“ごまの花”から採取したハチミツを使っているロールケーキや、注文を受けてからバーナーで焼き目をつけるクリームブリュレなどもあり、店内は色とりどりのスイーツであふれていました。
一方、長岡市の蔵王橋近くにある和菓子店「鹿の子」では、和菓子だけでなく洋菓子にも力を入れています。
秋に甘みを増すサツマイモを使い、和のテイストも取り込んだスイートポテト。「まさりいも」です。
サツマイモ本来の甘さと食感を大切にした和風スイートポテトは白あんを練り混ぜ、和菓子屋ならではのスイートポテトに仕上げています。
初秋の頃は“ほくほく系”、寒くなると蜜を蓄えた“ねっとり系”と、時季によってサツマイモの味わいが変わるため、素材本来の甘みや食感を活かして作るのだそうです。まるで焼きイモをお菓子にしたようなテイストです。
弥彦村の「パレドールワタナベ」は、弥彦神社近くにある洋菓子店です。
毎年この時期になると期間限定で登場するのが、アップルパイ。
旬のリンゴを国内各地から取り寄せていて、こんがり焼き色がついたリンゴがたっぷり乗ったアップルパイでリンゴの食感が残るようにコンポートではなく生で使っているのが特徴です。
食欲の秋。秋を堪能できる旬のスイーツも堪能してみてはいかがでしょうか。