新潟県南魚沼市と群馬県をまたぐ巻機山(標高1967m)で遭難した男性が9日見つかり、その場で死亡が確認されました。
警察は13日、男性の死因が低体温症と判明したと発表しました。
巻機山で死亡したのは東京都武蔵村山市に住む50代の男性です。
警察によりますと9日午前、登山者が倒れている男性を発見。その後、県警ヘリで標高970mの米子沢付近であおむけで倒れている男性を発見しましたが、その場で死亡が確認されていました。
男性は登山用の上着を着た状態で倒れていて、外傷はなかったということです。
日本百名山のひとつとして紹介され、多くの登山客が訪れる巻機山。中級者から上級者向けとして知られています。
警察によりますとことし1月からこれまでに、南魚沼署管内の山岳遭難事故は35件で、このうち8件が巻機山で発生しているということです。
秋の紅葉シーズンですが山では冬の装いとなることから県警は登山する場合は、山岳地・天候の情報収集を行い、登山計画書を提出するなど事前準備をしっかり行うよう呼び掛けています。