世界最大級の通販サイトAmazon(アマゾン)の県内初となる配送拠点が新潟市にオープンしました。県内各地に配送される数万点の商品。どのように仕分けられるのか、その内部が11月13日、報道陣に公開されました。
新潟市南区にことし9月オープンしたAmazonの配送拠点、新潟南デリバリーステーション。県内初の新たな拠点です。
床面積1万平方メートルの建物には1日に数万点の商品が集まり、県内各地に配送されます。
(リポート)
「こちらの機械でバーコードが読み取られた商品は全自動で県内各地行き先ごとに仕分けられていきます」
仕分け作業の多くが機械で自動化。効率的なルートや配達順も決められ、新潟市を中心に700万点以上の商品が注文した翌日に受け取れるようになりました。
Q)作業の自動化で仕事は
〈スタッフ〉
「簡単で仕事がしやすいです」
一方、ネット通販が急速に普及する中、課題となっているのが2024年問題です。ドライバーなどの残業時間の規制が強化され物流への影響が懸念されています。
こうした中、Amazonは独自の配送網を整備。これまで外部の宅配業者に配送を依頼していましたが、Amazon独自で個人事業主のドライバーと直接雇用を結び作業の効率化と自由な働き方を実現します。
〈新規雇用 ドライバー〉
「自分の時間、ライフスタイルに合わせて仕事の予定が組めるので、業務量などでストレスを感じるということもなくここまで働くことができているので非常に働きやすい働き方なのかなと感じています」
Amazonは配送拠点の開設でドライバーやスタッフなど200人以上の雇用を生み出したといいます。
〈アマゾンジャパン ダニエル スンウォン ジョンさん〉
「地域社会の一つの企業として新潟市の成長に対して貢献ができるコミュニティの一員としてみなさんと力を合わせていきたい」
配達拠点の新潟進出により、より便利になったアマゾン。地域活性化への期待も高まります。
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