13日夕方、十日町市の畑で80代の女性がクマに襲われ顔などにケガをしました。エサとなるブナの実が不作となる中、県はクマへの警戒を呼びかけています。
現場に残る血痕…ここは十日町市干溝です。
13日午後5時ごろ、80代の女性が自宅近くの畑で血を流して倒れているのを近くを通った人が見つけ、消防に通報しました。
「クマに引っかかれた」と話した女性。長さ約20センチにわたる傷を頭に2か所負っていました。
病院へ搬送されましたが命に別条はありません。
女性が襲われた畑にはクマが立ち寄った痕跡が…
〈襲われた女性の家族〉
「先ほど猟友会の方が柿の木の下にふんがあるということで、こちらにあるのが1週間くらい前のふんでこっちが最新のふんで」
地元の猟友会はクマがエサを求め何度か人里に降りてきていたのではないかと話しています。
県は10月「クマ出没警戒警報」を発表。今年度クマによるケガ人が県内で6人確認されています
この秋、クマのエサとなるブナの実が「不作」でエサを求めて人里へ出没する可能性が高くなっています。
現場の近くにある柿の木にはクマがよじ登ったとみられる跡が。
女性を襲ったクマは行方が分からなくなっていて不安が広がっています。
〈襲われた女性の家族〉
「暗いうちは(外に)出ないことが一番賢明ですよね。(クマと)お互い出会わないようにするのが一番賢明な考えなのかな」
県は被害を防ぐためクマのエサとなる柿やクリなどを放置せず適切に処分するよう呼びかけています。
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