すでに出している人も多い暖房器具。しかし、新潟市消防局によると、この時期の建物火災の原因で最も多いのがストーブだといいます。注意点をまとめました。
衣類に火がつき、あたりには煙が充満します。
どうしてこうなってしまったのか。
19日、新潟市消防局がストーブ火災の実験を行い、その原因を説明しました。
まずはストーブを使う前に確認するべきポイントがありました。
(リポート)
「この時期ストーブを取り出す人も多いと思いますがこのようにホコリがたまっていると火災につながるリスクがあるということです」
ストーブにたまったホコリ。
ここには空気を取り入れるための入り口がありますが、これがホコリで覆われてしまうと。
〈消防隊員〉
「空気が下の方からうまく入ってこないので不完全燃焼の影響で上の方に炎がきます」
通常とは違う燃え方をしているのがわかります。
もしストーブの上にカーテンや衣類があった場合、火災につながってしまうといいます。
では、洗濯ものなど衣類がストーブに触れてしまった場合、どれくらいの時間で燃え移ってしまうのでしょうか。
〈消防隊員〉
「衣類がストーブの上に落ちました」
わずかな時間で煙やタオルに焦げが見え始め…
(リポート)
「いま火が噴き出しました。ストーブ下の方火が出ているのが見えます」
7分ほどで衣類に火が燃え移り、あたりは煙が充満しました。
新潟市消防局によると建物火災は毎年11月から3月に増える傾向があり、その時期の出火原因として最も多いのがストーブだということです。
〈新潟市消防局 渡部倫也 予防課長補佐〉
「ストーブ火災は毎年必ず発生していますので他人事と思わずにまずは自分の身の回りの暖房器具から確認、点検をしていただきたい」
消防はストーブの近くに燃えやすいものを置かないことや必ず火を消してから給油や外出をすることを呼びかけています。
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