小千谷市のゴルフ場で26日、松の木の伐採作業中に発生した事故で、作業をしていた81歳の男性が丸太の下敷きになり死亡した事故について、警察は27日、男性の死因が多発外傷と発表しました。
事故があったのは、小千谷市大字坪野の小千谷カントリークラブです。
警察や消防によりますと、26日午後1時45分頃、従業員から「伐採された木の下に人が挟まれている」と119番通報がありました。
事故当時、ゴルフ場内では7人で作業を行っていて、アルバイトの男性を含む3人が松の木の伐採を行っていました。
このうち2人は斜面の上で伐採した松の木の枝をチェーンソーで落とす作業を行っていて、アルバイトの男性は斜面の下で枝を拾っていたところ、何らかの原因で枝が切られた後の丸太が斜面を転がり、アルバイトの島宗正和さん81歳が下敷きになりました。
島宗さんは額から出血し、心配停止の状態で長岡市内の病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
そのほかの作業員にケガはなかったということです。
当時、松の木は枝打ちが済んだ丸太の状態で、全長9.8メートル・直径36センチメートル、角度20度の斜面を転がったとみられています。
警察は業務上過失致死の容疑を視野に捜査することにしています。