東京電力は11月28日、柏崎刈羽原発の6号機の再稼働に向けて原子炉に核燃料を入れる「装荷」を来年6月に行う方針を発表しました。
11月28日に行われた会見。
〈東京電力・柏崎刈羽原発 稲垣武之所長〉
「燃料装荷予定日を2025年6月10日として記載し、電力供給の安定化に6号7号一体となって貢献してまいりたい」
柏崎刈羽原発の稲垣所長は6号機の再稼働に向けて原子炉に核燃料を入れる「装荷」を来年6月に行う方針を発表しました。
柏崎刈羽原発をめぐってはことし4月から7号機への燃料装荷が行われ、すでに再稼働に向けた技術的な準備が整っています。
〈東京電力・柏崎刈羽原発 稲垣武之所長〉
「6号機についても燃料を入れてからでないと健全性が確認できないという部分があるので確認のステップだということですので、ていねいに(住民に)説明したい」
一方、再稼働の時期については現時点で見通すことができないとして「未定」としています。
一方、県庁では28日夕方、原発事故時の住民の避難路の整備に向けた協議の初会合が開かれました。国からは資源エネルギー庁の村瀬佳史長官などが出席し県の担当者と意見を交わしました。
〈資源エネルギー庁 村瀬佳史長官〉
「関係省庁一体で政府をあげて避難対策の実効性向上等に取り組んでいく。本日の会議を踏まえてその具体化をしっかりと進めていきたい」
避難路の整備をめぐって県は原発を中心に6方向へ避難できるよう道路の整備を求めています。
28日の協議では優先して取り組むべき事業を確認したということです。
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