Infoseek 楽天

自宅で調理した「きのこラーメン」に 山で採取した毒キノコを誤って入れ食べた70代男性 ツキヨタケによる食中毒 《新潟》

TeNYテレビ新潟 2024年11月29日 17時39分

県は29日、上越市で毒キノコのツキヨタケによる食中毒が発生したと発表しました。

上越保健所によりますと食中毒の症状を発症したのは70代の男性です。

男性は11月26日に上越市の山中で、友人と2人でキノコ採りに出かけ、採取したキノコを28日の正午頃、自宅で1人で調理したラーメンにトッピングとして入れて食べたということです。

男性はその後、3時間ほどして吐き気やおう吐、下痢などの症状を発症したことから、午後7時頃に、医療機関を受診したということです。

医療機関から保健所に毒キノコによる食中毒と思われる患者を診察したと連絡があり、保健所が調査したところ、男性が採取した未調理のキノコは有毒のツキヨタケであることが判明。男性の症状がツキヨタケによる中毒症状と一致することなどから、ツキヨタケによる食中毒と断定しました。

一緒にキノコ採りに行った男性の友人はキノコを食べていませんでした。

男性は医療機関受診後は、入院はしておらず回復しているということです。

県は種類の判定できないキノコは、「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」よう呼び掛けています。

29日現在、県内ではことし21件の食中毒が発生していて、同時期としては去年の約2倍となっています。

【ツキヨタケの特徴】

・傘は半円形~じん臓型で長径10~25cm、柄は傘のほとんど横につき、紫褐色~暗紫褐色。

・柄の内部に暗紫色のシミがある。(ない場合もある)

・県内で発生したきのこによる食中毒の多くは、ツキヨタケである。

・ムキタケやヒラタケと間違えて食中毒になることが多い。

この記事の関連ニュース