こちらは新潟市の「古町エリア」です。世界的に人気を集めるオンラインゲームに街並みが再現されました。現実世界と仮想空間を融合させて街の魅力を発信する…そんな取り組みが進んでいます。
古町で親しまれている“モール”…
それが、ゲームの中に登場しました。
店も街並みもリアルに再現されています。
3日、新潟市が開いた説明会。
IT企業2社が紹介したのが現実世界と仮想空間を融合したいわゆる“デジタルツイン”の取り組みです。
こちらの企業… ゲームの中に“古町エリア”をつくりました。それが…
〈モンドリアン 角田 拓志 代表取締役〉
「ものすごく人気のあるプラットフォーム、その中のひとつが“フォートナイト”」
世界に5億人以上のユーザーを持つオンラインゲーム「フォートナイト」です。
11月、長岡市で開かれたイベントには200人以上が参加し親子で楽しんでいました。
若い世代を中心に人気を集めているフォートナイト…
(リポート)
「基本はタイルの色を変えていきより多くの陣地を取った方が勝つという対戦ゲームなんですがこのように街並みが忠実に再現されていていろんな古町の店を知ることができます」
古町モールやルフル、さらに旧三越の跡地などが仮想空間に再現されました。
アイテムには新潟の観光資源や名産品も登場。
(リポート)
「新潟に観光に行く前にゲームをやってみるのもいいかもしれません」
和歌山県ではこのゲーム内に企業が広告を出していて地域の観光やPRを組み合わせた事業に活用しているといいます。
仮想空間で体感できる「古町エリア」。
数人で3か月ほどかけて制作したといいます。
〈モンドリアン 角田 拓志 代表取締役〉
「新しく何か取り組みをやろうという時に、じゃあ動画はつくるよねSNSはやるよね。テレビCMうとうかとかいう話になった時に、ゲームもやっておこうというような形で、数百万円とかホームページをつくるぐらいの金額でゲームをつくることも可能になってきた」
〈新潟市都市政策部 宮崎博人政策監〉
「新しい地方の取り組みを外に伝えるという意味ではゲームというなかなかまだ一般的ではないと思われてはいるが、新潟の魅力をゲームを通じていろんな方に知っていただき、その知っていただいた新潟の魅力を、ぜひ来ていただいてリアルな中でも新潟を体験していただく」
現実とバーチャルの融合で発信する街の魅力。
新潟市は今後、デジタルツインを活用して新たなビジネスを生み出しまちづくりを進めていきたいとしています。