ことしの漢字が発表され「金」が選ばれました。県内でも「佐渡島の金山」の世界遺産登録など金にまつわる出来事が多かったことし。街の人にも“ことしの漢字”を聞きました。
12月12日午後2時すぎ―
毎年恒例の「今年の漢字」が京都・清水寺で発表されました。
全国22万を超える応募の中で1位に輝いた一字は「金」でした。
金メダルラッシュに沸いたパリオリンピック。2歳まで南魚沼で育ったやり投げの北口榛花選手は金への放物線を描きました。
さらに、TeNYとゆかりのある人も…
(実況)
「桁違いの強さ。角田夏実、金メダル」
角田智美気象予報士のいとこ、角田夏実選手が鮮やかな巴投げを決め、金メダルを獲得。その後、スタジオにも生出演し、新潟市内へのロケにも参加してくれました。
“金”と言えば、ことしの夏、県内がひときわ盛り上がった出来事が…
(リポート)
「佐渡島の金山が世界遺産登録に決定しました。悲願の世界遺産登録です」
「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録です。
県の職員が並んでできた文字も“金”。
島の悲願が実り、県内はお祝いムードに包まれました。
一方、ことしは“金”の問題が政界を揺るがしました。自民党の裏金問題です。
10月の総選挙では裏金問題で逆風が吹き、県内5つの小選挙区で自民党が全敗する事態となりました。
(リポート)
「元日の地震に始まり様々なことがあった2024年。街のみなさんは今年の漢字に何を選ぶのでしょうか?」
こちらの専門学校生が書いてくれた漢字は…
〈「初」を選んだ人〉
「私の今年の漢字は初。自分はことし調理の専門学校に入って、そこで新しい出会いや発見があったのでこの漢字を選びました。今は和食に興味があって和食の料理人になれたらいいなと思っています」
〈「努」を選んだ人〉
「努力ですね。一年いろいろ頑張りました。ことしは書道を習っているんですけどできるだけ練習して少しでも上達するようにやりました」
また、こちらの専門学校生は…
〈 「就」を選んだ人〉
「いろいろ企業の就職活動をして無事内定をもらうことはできたんですけど本当に緊張しっぱなしの不安だらけの一年でなのでこの漢字を選びました」
Q)内定がもらえたときは?
「解放感ですね。自分の好きなことができるぞという気持ちがいっぱいで喜びでいっぱいでした」
メーカーから内定を獲得し春からはいよいよ社会人。
「上司の言っていることをちゃんと理解できるようにして自分で動けるような社会人になりたいです」
こちらの女性が選んだ漢字は「忍ぶ」の文字。
〈「忍」を選んだ人〉
「いろいろ忍耐することがあって何でも物価も値上がりしたし、もう野菜が高いとかエンゲル係数がもうすごい上がって」
Q)来年はどんな一年に?
「もうちょっと生活も楽になるといいなと。もうちょっと安定した生活がしたいです」
「キン」に喜び「カネ」に揺れた2024年。
来年はどんな漢字が浮かび上がる1年になるのでしょうか。