政府の“ガソリン補助金”が12月19日から減額され、ガソリンと灯油の価格が上がります。家計にさらなる痛手となりそうですが、少しでも負担を減らそうと18日、ガソリンスタンドに駆け込む人もいました。
大雪となった18日の妙高市。
多くの車が通る国道沿いにあるこちらのガソリンスタンド。
次々と給油のため車が入っていきます。
給油に訪れたその理由は…
〈給油に来た人〉
「なるべくタンクを空にしてきょうのうちにいっぱい入れようみたいな感じで」
“駆け込み給油”です。
現在、政府の「ガソリン補助金」によって価格は175円程度に抑えられていますが、19日から段階的に補助金が減り、来年にかけて10円程度価格が上がる見込みです。
こちらのガソリンスタンドは現在は1リットル当たり179円ですが、20日から185円程度に値上げします。
〈給油に来た人〉
「ちりも積もればなのでちょっとこれから入れにくいなみたいな気分には なりますよね、でも必要だから入れるんだけど」
〈給油に来た人〉
「燃料というはこの辺雪国なので必需品ですかね。これから冬になると厳しいですね、燃料をたくさん使うから」
〈給油に来た人〉
「できれば何とか国の政策とか補助がでるとうれしく思います」
長野県と隣り合う妙高市。
新潟よりも輸送費などがかさみ、店頭価格が高い長野ではなく、こちらのガソリンスタンドまで来る客も多いといいます。
さらに…
こちらのスタンドが行う「灯油」の配達。この灯油も来年にかけて10円程度の値上げが予想されます。
雪国の生活には欠かせませんが。
〈企業の社長〉
「いやーやっぱり値上げは痛いですよね。燃料代が上がるといろんな物価にも影響してくると思いますので、 遅れていろんな物価が上がると思っています」
〈ENEOS 妙高高原給油所 小林隆浩社長〉
「(20年ぐらい前の)新入社員の時はだいたい80円とか90円だったので安く売れていっぱい使ってもらう方がありがたいですね。やっぱり安く提供したいと部分もある、早く国で方針を固めてもらって安定した供給をしていただければ」
食材などの物価高の中、雪国で暮らす私たちにはさらに重い負担です。
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