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わずか7分ほどで火が― 冬場に増えるストーブ火災に注意 年末に相次ぐ 《新潟》

TeNYテレビ新潟 2025年1月8日 20時1分

去年の年末、県内では火災が相次ぎました。この時期、多いのがストーブが原因の火災です。消防が注意を呼びかけています。

12月29日、長岡市下条町で住宅を全焼した火災。

焼け跡から見つかった3人の遺体について警察は7日、この家に住む阿部竹志さん(75)、阿部さんの長男の妻・由果さん、孫で小学生の桃果さんだったと発表しました。

〈近所の人〉

「火が上がってて、まわりも大丈夫かなと思うくらい、火が大きかったですね。本当にかわいそうで、お気の毒ですね」

さらに、その翌日には長岡市上除町の住宅でも火災があり、高齢夫婦とみられる2人の遺体が見つかっています。

消防によると、この時期、増えるのがストーブが原因の火災です。

年末に火災が相次いだ長岡市。

ストーブが原因となったのはおととしが5件、去年は7件でした。

県がまとめたおととしまでの5年間の住宅火災の原因ごとの累計件数です。最も多いのがストーブによるもので124件。そのあとにコンロやタバコなどが続いています。

新潟の冬に欠かせないストーブ。こちらは、去年、新潟市消防局が行ったストーブ火災の実験です。布団や洗濯物などが触れてしまった場合、どれくらいの時間で燃え移ってしまうのでしょうか。

〈消防隊員〉

「衣類がストーブの上に落ちました」

わずかな時間で煙が上がり、タオルには焦げが見え始めます。

〈記者〉

「いま火が噴き出しました。ストーブ下の方、火が出ているのが見えます」

わずか7分ほどで衣類に火が燃え移り、あたりに煙が充満しました。

冷え込みが強まり、ストーブを利用することが多いこの時期。消防は、洗濯物や布団の近くにストーブを置かないことを徹底し、万が一のために、寝室などでは義務化されている火災警報器の設置・点検を呼びかけています。

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