間もなく本格化する受験シーズン。合格を呼び込む縁起物といえばお守りですが、10日、燕市で配られたのはある石です。どんなゆえんがあるのでしょか?
箱にぎっしりと詰められた小袋。10日、燕市にある信濃川大河津資料館で受験生のためのお守りが配られました。
(リポート)
「こちらの袋の中には多くの困難を乗り越え地域を守った石が入っています」
小袋の中に入っていたのは『合格通水石』。
約100年にわたって水害から地域を守ってきた大河津分水。川底の改修工事で出たコンクリートの欠片を特別なお守りとして配布しています。
大河津分水を管理する信濃川河川事務所の職員の手作りで、多くの困難を乗り越えて通水した大河津分水にあやかり「あきらめなければ通ずる」という思いが込められています。
〈もらった人〉
「仕事で高校生と関わる仕事をしていましてこれから受験する高校生のために来週のセンター試験にむけて頑張ってもらいたいなと思ってもらいに来ました」
〈娘が高校受験〉
「せがれも去年高校受験でちょうど2年連続連続になりましたんで。最近はインフルエンザみたいなのが流行ってきていますのでまずは健康で当日むかえられればと思います」
『合格通水石』の配布はことしで5回目で300袋用意されています。