東京商工リサーチ新潟支店によりますと、三条市の「宇智華」が25日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けました。
負債総額は約2億6300万円が見込まれるということです。
1999年5月に設立され、「utika」の店舗名で日用雑貨の販売を手がけ、三条市や新潟市に店舗を展開し、2014年1月期には約3億1400万円の売上高を計上していました。
しかしECサイトの台頭やコロナ禍の行動制限などで来店客の減少を強いられ2024年1月期の売上高は約1億7300万円に減少していました。
またコンセプトを絞れず品揃えの多さも経営面の負担になっていました。
その後も業況に好転材料は乏しく2024年7月に「utika新潟駅南店」を閉店したほか、8月には「utika三条店」も閉鎖していたもので今回の破産の整理となりました。
東京商工リサーチによりますと新型コロナ関連破たんは県内で178件になるということです。