地震保険の申請サポートの契約手続きにおいて、本来は契約解除ができるにもかかわらず6人の客に対し、“キャンセルできない”と告げるなどしたとして50歳の男が逮捕されました。
特定商取引に関する法律違反の容疑で21日逮捕されたのは、新潟市西区に住む自営業の男（50）です。男は地震保険申請サポート業を1人で営んでいたということです。
警察によりますと男は、去年5月中旬から8月上旬までの間に長岡市の70代男性など計4人を訪問し、地震保険の申請サポートに関する役務提供契約を締結した際、法令で定められている契約解除について記載されていない書面を渡していました。
さらに、去年6月下旬から8月上旬までの間に、長岡市に住む50代男性など計2人に対し、地震保険の申請サポートに関する契約を勧誘した際、契約の解除が可能であるにもかかわらず、「手続き書に記載してありますが、申し込み後のキャンセルはできません」などと告げていたということです。
男は警察の調べに対し、「契約解除に関することを記載されていない書類を渡したことは間違いありません」と認めている一方、「キャンセルはできませんということは言ってないと思います」と一部容疑を否認しています。