30日、無免許運転でスリップ事故を起こし、ひき逃げしたとして20歳の男が逮捕されました。
無免許過失運転致傷、道路交通法違反(救護義務違反、事故不申告)の疑いで逮捕されたのは、上越市に住む建設作業員の20歳の男です。
警察によりますと男は30日、上越市石橋2丁目の県道で普通自動車を無免許で運転し、信号待ちをしていた停止中の車両2台に衝突。うち1台の60代男性運転手に首に軽いケガを負わせたにも関わらず、現場から逃走した疑いが持たれています。
当時、現場の路面にはシャーベット状の雪が残っており、男はスリップし対向車線をはみ出し、信号待ちをしていた車2台に衝突したとみられています。
事故後、当事者から「車と車がぶつかって、大分ナンバーの車両が北方向に逃走した」と警察に通報がありました。
通報を受け、警察が現場に駆け付けたところ、現場には男のものとみられる大分のナンバープレートが落ちており、そのナンバープレートなどから容疑者を特定し、男を逮捕しました。
警察の調べに対して男は「事故を起こして逃げたことは間違いありません」と容疑を認めています。また、男は、去年5月に運転免許の取り消し処分を受けており、取り調べでは「無免許運転がばれるのが嫌で逃げました」と供述しているということです。