大雪は物流にも影響をもたらしています。運送会社は早く荷物を届けたい気持ちとドライバーの安全確保の両立の難しさに直面していました。
ひっきりなしに鳴る電話。長岡市にある中越通運の営業所です。
〈営業所スタッフ〉
「一応、南長岡の駅からは発車させてもらったところでして、来週の配達で打ち合わせさせていただきますね」
3日で届くはずの荷物が、来週にずれ込むことに。こちらでは、JR貨物を通じて県内外の卸売業者へ食料品などを配送しています。しかし、大雪で列車のレールが埋まり運休が続いているため、最大で4日ほどの遅れが出ていました。
〈営業所スタッフ〉
「物量の半分以上は遅れが出ていましたので、今回、全国的に報道もされていたので、今回に限ってはだいぶ理解していただいているような状況です」
一方で、ドライバーの安全にも気を配らなければなりません。長岡市や柏崎市で大規模な立ち往生が起きた際には、こちらの会社のトラック2台も巻き込まれました。それを受け、トラックには飲料水を常備するようにしています。
〈ドライバー〉
「水があるだけでも安心はできますし、水だけじゃなく個人的には非常食も常備していて、いかなる時もということで対策をしています」
〈中越通運 南長岡営業所 坂井和則所長〉
「日々お客様に荷物を届けたいと いろんな努力なり対応をさせていただいているが、自然災害にはどうしても勝てない部分があるので、ご理解をいただければと思います」
少しでも早く荷物を配り、ドライバーの安全にも気を配る…なんとか両立させようと対応を急いでいます。
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