2月7日、総務省が去年1年間の家計調査の結果を発表しました。外食におけるラーメンの支出額で1位を争ってきた新潟とお隣の山形。はたして、結果は―。
午前8時すぎ、新潟市役所ふるまち庁舎に集まっていたのはラーメン店の店主たちです。
〈AKIHA麵屋粋翔 小泉翔太さん〉
「ことしはワクワクしながらことしこそはいけるんじゃないかと」
〈中華そば石黒 石黒純一さん〉
「やっぱり1番がほしいですよね」
ことしこそは1位に―
店主たちが期待を寄せているのがラーメンの支出額です。総務省が毎年発表している家計調査。外食でラーメンにかける1世帯あたりの支出額は、3年前、新潟市が初めて日本一になりました。しかし、去年・おととしは山形市に1位の座を譲っています。
このライバル関係をきっかけにラーメンでまちを盛り上げようと、新潟市は「ラーメン愛いっぱいプロジェクト」を始動。市内のラーメン店70店舗が掲載されたガイドブックを発行したほか、店で使える特典付きのカプセルトイを各地に設置しました。さらに、JR東日本や万代シテイもラーメン店を巡るシールラリーを企画し、まち全体で1位に向けて取り組んできました。
そして2月7日、発表の日を迎えました。
同じころ、ライバルの山形市もラーメン店の店主たちが市役所に集まり結果を待っていました。その結果は……
山形市が2万2389円で全国1位になりました。一方、新潟市は1万6292円で2位。前の年より1000円以上増え、この20年間で過去最高額となったものの、首位奪還とはなりませんでした。
〈新潟拉麺協同組合 石黒純一代表理事〉
「一生懸命ラーメンを盛り上げようと頑張ってきたがまだ力及ばず。残念です」
発表後、店主たちは会場で作ったラーメンを食べながらリベンジを誓っていました。ラーメン業界のさらなる盛り上がりにことしも期待がかかります。
「新潟ラーメンいくぞ!おー!」
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