県の新年度予算案が2月12日、発表されました。一般会計の総額は1兆2635億円です。長引く物価高への支援のほか、6つの重要課題が掲げられています。そのうちの1つが「子育て支援」です。
カードゲームに、漫画、駒遊びをする児童も…ここは新潟市中央区にある「上所ひまわりクラブ」です。
(記者リポート)
「およそ120人の子どもたちが通うこちらの放課後児童クラブ。 一方、遊ぶ部屋は2部屋と少し窮屈な印象も受けます」
仕事などで家に保護者がいない児童が放課後に通う施設ですが、利用する児童は年々、増えているといいます。
〈施設の職員〉
「増加していることで、施設もどんどん狭くなってきて いますし、(かつては)運動遊びや体を動かす遊びができていたのが、なかなか今はできない状況」
新潟市では児童の数が年々、減少していますが、放課後児童クラブを利用する児童は増加傾向です。特に、上所ひまわりクラブは周辺地域の開発が進み、人口が増え、利用者の増加が著しいといいます。
こちらはクラブに通うことが楽しみで仕方がないという1年生。
「友だちいるから楽しい」
Q)どんなことするのが楽しい?
「レゴ」
〈利用する保護者〉
「共働きで仕事をしていまして、 子ども1人でおいておけないので、フルタイムで働いているので(児童クラブが)なかったら本当に、家族が生きていけないくらい助かっています」
こちらの保護者も…
〈利用する保護者〉
「自分が働いているのもあるし、 妻も働いているので、共働きで働いている状況で、子どもが過ごしやすいというか、 2人目も3人目も安心して子どもが育てられるような環境がこれからも新潟市としても続けていってほしい」
児童を安全に遊ばせながら、おやつのアレルギーケアや習い事のスケジュール管理などに気を配る…利用児童の増加によりスペースや職員の確保も必要になります。
〈施設の職員〉
「少子化と言うが児童クラブでは、それは感じられないぐらい、たくさんの子どもが利用していると思う。ゆっくり家のように感じられるようなスペースを作れればなと感じています」
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