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【新日本・BOSJ】ジュニア王者SHO 石森太二に敗れ脱落「そりゃないぜ、オラ…」

東スポWEB 2024年5月28日 22時55分

因果応報とはこのことか。新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦(28日、静岡・キラメッセぬまづ)で、IWGPジュニアヘビー級王者SHO(34)の脱落が決まった。

ここまで5勝3敗(1不戦勝)の勝ち点10で首位タイの王者は、同じく勝ち点10の石森太二(41)と激突。試合前、おもむろにマイクをつかみ「自分チャンピオンなんで、今年の優勝、石森さんにあげるんで。今回の(勝ち点)2点もあげるんで。だってこんな沼津なんかで試合したくないもん。2点あげて、1秒でも早く帰りま~す」と〝無気力試合〟をもちかけた。

これで石森を油断させ、電光石火の横入り式エビ固めを仕掛けるが、3カウントを奪えない。ならばと腹部への集中攻撃に切り替えたものの、SHOも左肩を狙われ一進一退の攻防が続いた。

試合が動いたのは7分過ぎだ。SHOのスピアーがマーティー浅見レフェリーに誤爆し、リング上は無法地帯に。最大のチャンス到来となったが、逆に石森の急所攻撃をくらって悶絶する。さらにトーチャーツールも奪われ、絶体絶命のピンチを迎えた。

ここで「ハウス・オブ・トーチャー」の高橋裕二郎が登場。石森を背後から襲い、すかさずSHOがカバーに入る。だが、レフェリーがダウンしたままでカウントが奪えない。

代わりにレッドシューズ海野レフェリーがリングインしたところで、SHOはクロスアームパイルドライバー、宇和島ピンプスでトドメを狙うが、蘇生した石森にBone Lock(変型クロスフェース)で捕獲されてしまう。

すると再び助太刀に入った裕二郎がゴングを鳴らし、石森に技を解除させる。SHOは急所攻撃からのショックアローを狙うが、体勢を入れ替えた石森にブラディークロスを決められ、ついに3カウントを許した。

最終公式戦(31日、後楽園)の相手は負傷離脱したフランシスコ・アキラだったため、SHOは勝ち点10で全日程を終了。この日の結果を受け、Bブロックは石森と高橋ヒロムが勝ち点12で首位に立った。

連夜の反則ファイトでリーグ戦を荒らしまくりながら、準決勝(6月3日、後楽園)の舞台にすら進めなかったSHOは、床をはいつくばりながらバックステージへ。「そりゃないぜ、オラ…。くそったれ、今に見とけ…。勝ち点ナンボ? ワシのもんじゃ、この野郎。ふざけやがって…」と声を絞り出すのがやっとだった。

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