ドジャースの大谷翔平投手（２９）は２８日（日本時間２９日）に敵地ニューヨークでのメッツとのダブルヘッダー第１試合に「２番・ＤＨ」で先発出場し、５打数無安打だった。打率３割２分９厘。チームは延長１０回にベッツの適時打で勝ち越すと、フリーマンの６号２ランで突き放した。５―２で勝って連敗を５で止めた。
タメ息と歓声が上がったのはベッツの中前適時打で勝ち越した延長１０回無死一塁だった。５番手の右腕ロペスに２球で追い込まれた３球目、外角高めの抜けた８６・２マイル（約１３８・７キロ）のスライダーにバットが空を切った。続くフリーマンが右翼に６号２ランを放ち、リードを３点に広げた。
相手先発の右腕メギルと３度対戦。初回一死無走者は内角低めに落ちるスライダーに空振り三振。３回一死一塁、６回先頭はともに内角高めのカットボールに詰まらされて一ゴロに倒れた。
一発が出れば逆転の８回一死一、二塁は３番手の左腕ディークマンに遊ゴロを打たされたが、一塁へ激走して併殺を阻止した。打球が上がらず今季ワーストの９試合４１打席ノーアーチ。出口が見えない…。