俳優の女性に性行為を強要したとして、準強姦の罪に問われた映画監督・榊英雄被告(53)の初公判が29日、東京地裁(安永健次裁判長)で開かれた。
起訴状によると、榊被告は2015年3月19日、都内のマンションで、当時20代の女性に対し、演技指導の機会を利用して性行為に及んだとしている。
初公判は約20分ほどで終了。被告は白いシャツに濃いグレーのスーツを着用して出廷。手錠がはめられていた。
罪状認否の際、被告は証言台で「認否を保留(留保)します」と低い声ではっきりと答えた。
また職業について問われると「飲食店従業員」「間違いありません」と話した。
傍聴券は22枚配布。榊被告は今月14日にも準強姦罪で警視庁捜査1課に再逮捕されている。逮捕は3回目。