落語家の桂枝光と桂三風が２９日、大阪・生國魂神社で「Ｗ襲名披露公演」（９月２７日＝なんばグランド花月ほか）の「成功祈願奉告祭」と「開催概要発表会見」を行った。枝光は四代目桂梅枝、三風は五代目桂慶枝をそれぞれ襲名する。
公演への意気込みについて枝光は「いよいよスタートだなという気持ちでいっぱいです。ＮＧＫから始まり１０か所、健康に気を付けて頑張りたい。私が御園座（名古屋・１１月２２日）でトリを務めさせていただけるなら『芝浜』か『景清』というお芝居に精通したネタを披露したい」と答えた。
三風は「良いお天気で昨日の雨がウソのよう。われわれの出発するにふさわしい日でございます。お兄さん（桂枝光）が古典落語を極めてはるんで、私は創作落語をいろんなところで聞いていただこうと思っております。襲名興行では長めの良いお話を発表できたらいいな」と語った。
さらに枝光は「前回、小つぶから枝光を襲名させていただいた折に『紙くずや』というネタをやりました。コロナ禍がありまして、まったくやれてなかったんですが、これを３月の東京公演（２０２５年３月２０日＝銀座ブロッサム中央会館ホール）に向けて、枝光とは違う梅枝の『紙くずや』を新たに作って、ファイナルで大阪のみなさんに見ていただきたいな」と意欲を語った。