女優の洞口依子(59)が29日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、子宮頸がんの後遺症であるリンパ浮腫の闘病生活について語った。
1980年に「週刊朝日」の表紙を飾り、芸能界デビュー。97年にNHKのディレクターと結婚した。04年に子宮頸がんを告知され、子宮と卵巣の全摘出手術を受け、19年に後遺症のリンパ浮腫で3年間の闘病生活をおくり、現在もリハビリ中だと語った。
洞口はがんの後遺症の闘病生活について、「リンパ浮腫って後遺症があるって聞いてたんですが、10年たっても出なかったんで、私は大丈夫なんだろうなって思ってたんです」と切り出し、「びっくりしました。適切な処置をして治療をしないといけない」と告白。リンパ浮腫専門の病院に通い、リハビリと弾性ストッキングを用いた治療を行っていると語った。
ドラマの撮影でカナダのバンクーバーに1か月滞在したという。「時代劇(SHOGUN 将軍)を向こうで撮ってきました。真田広之さん(吉井虎永役)の正室(桐の方)の役なんですけど、オーディションで受かったんですね。受かってカナダへ渡るって時にリンパ浮腫がひどくなって、どうしようって焦りまして」と明かした。
続けて、「こういうのを黙って行くのも何か悪いなと思い、正直に『体の不具合をかかえていて、みなさんに迷惑をかけないようにしたいんで、役を諦める覚悟でいます』と言ったら、向こうの方たちが『あなたのやる気(次第)です。この仕事をやりたいと思うなら、私たちはサポートします』って言われまして。楽しい撮影でした」と、番組MCの黒柳徹子に報告していた。
最後に「つらかったり、苦しかったり、免疫の疾患もかかえてますし、病気のアンテナショップみたいでイヤだなって思うんですけど。人生って楽しいって考えながら生きるのが一番だなって思うようになりました」とコメントした。