ソフトバンクに激震だ。絶対的主砲の柳田悠岐外野手（３５）が３１日の広島戦（みずほペイペイ）で負傷交代。３回の第２打席に二ゴロを放ち、一塁に向かう際に右ハムストリングを痛めた。打ち出しから数歩で異変が生じ、足を引きづるように頭から一塁へヘッドスライディング。あおむけに患部付近を抑えて苦悶の表情を浮かべた。
トレーナー、コーチがすぐに駆けつけ、肩を担がれてベンチに下がった。この日は指名打者（ＤＨ）で出場。５回に代打が送られ、途中交代となった。
小久保監督は２―１で勝利した試合後「明日、病院に行くんで、病名とかは明日分かる。今日はほとんど試合見てない。柳田のことでそれどころじゃなかった」と心中を明かした。試合中に、主砲の長期離脱を覚悟した次戦からの戦力編成に考えを巡らせた。「代わりは難しいが、こういう時こそチームの底力の見せどころ」と懸命に前を向いた。