国民民主党の榛葉賀津也幹事長は31日に国会内で開いた会見で、東京都知事選挙(7月7日投開票)に対する党としての対応などについて言及した。
同党をはじめ、自民党や日本維新の会などは、都知事選への対応を表明していない状況が続いている。
榛葉氏は「一義的には東京都議会、もしくは東京都連の関係者としっかりと話しをしたいと思います。国民民主党都議会は(都議が)いないので、区議や地方議員と一緒に考えていきたい。我々を支援している各種団体、とりわけ連合組織内の支援者とはしっかり話しをしたいです」とコメント。
続けて「正直に言って、共産党と堂々と連携する人は応援できないね。首都・東京だから、共産党と連携する人が東京都知事では困ると思っています」と本音ものぞかせた。
立憲民主党の蓮舫氏は28日に都知事選への立候補表明を会見で行った。選挙戦での政策はこれから発表するという。
榛葉氏は「会見で分かったことは、蓮舫さんが自民党と小池さんを嫌いだということです。〝反自民、反小池〟と言っていた。首都・東京のトップだから、相手の批判も結構ですけども『夢のあるこういう東京にするんだ!』という(政策に関する)ことを聞いてみたいね」と話した。
その上で「小池知事のご批判もしていた。相手候補になるんですから批判したい気持ちはわかるけれども。小池さんがやってきた政策で評価されるべきものも多々ありますよ。小池さんを応援していない方でも、東京都政の若いお父さんお母さんへの支援策は『充実している』と聞いて勉強になった。お互い政策面で競い合ってもらいたい。都民は批判や悪口を聞きたくないと思います」と語った。
榛葉氏は同党の都知事選への対応について改めて質問されると「まず、我われが小池都政をどう判断するかです。何も決まっていないから、都連が判断すると思います。まだ、まっさらです」と話した。