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【ロッテ】連日のサヨナラ勝利で11連勝 貯金9 吉井監督「愛斗でうまくいった」

東スポWEB 2024年6月1日 19時59分

もはや神がかりだ。ロッテは1日の阪神戦(ZOZOマリン)で延長10回の末、5―4でサヨナラ勝利。19年ぶりとなる破竹の11連勝を飾り、貯金を「9」に増やした。これで4つの引き分けを挟み、14戦負けなしだ。

今のマーリンズに「黒星」はない。1点を追う9回裏、二死二塁から8番・友杉篤輝内野手(23)が制球に苦しむ相手守護神・岩崎から左翼への同点適時打。試合を振り出しに戻して延長に入ると11回裏、二死二塁から途中出場で9番に入っていた愛斗(27)が5番手・西純から右翼へ適時二塁打を放ち、劇的な形で試合を決めた。

試合後のヒーローインタビューには友杉と愛斗が登壇。昨年12月の現役ドラフトで西武から移籍した愛斗は初のお立ち台で開口一番「いい経験ができました」と一言。そして「常に準備はしていたので、それが結果として出たので良かったです」と続けた。最後は「僕もロッテの一員になったので、ロッテに貢献できるように頑張ります」との言葉で締めると、本拠地スタンドから万雷の拍手を浴びた。

吉井理人監督(59)は11連勝をマークしたチームの状態について「いいと思います」と表情を変えず、まずはいつものポーカーフェースを貫いた。9回二死からどたん場で友杉が殊勲の同点打をたたき出した場面に関して質問を向けられると「良く打ったな、友杉、やっと外野の頭を超えたなと思いました」と白い歯をのぞかせ、ここでようやく相好を崩した。そして値千金の一打で勝利の立役者となった愛斗には「代打も考えたが、コーチが右だけどもこのピッチャー、愛斗合うかもしれないよと言ってくれたんで、そのまま愛斗で行ってうまく行きました」と述べた。

また、先発した田中については「いや、もう最高のピッチングでした。自分のプロデビュー初先発は初回、あっという間にノックアウトだったので。それ考えると本当に素晴らしいピッチングだったと思う」と太鼓判を押した。

投打が噛み合うだけでなく、粘り強さも加わったロッテの強さは本物。マーリンズの快進撃は今後もしばらく止まりそうにない。

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