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蓮舫氏 小池都知事と裏金・自民の接近を演説で指摘「これは批判じゃない。ファクトじゃないですか」

東スポWEB 2024年6月2日 19時21分

立憲民主党の蓮舫参院議員が2日、都内で街頭演説を行った。東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明して以来、初めての演説。蓮舫氏は「人生で最大の決断」と覚悟を訴えた。

大雨が降りしきる中、マイクを握った蓮舫氏は都知事選への挑戦について「怖いですよ。現職は強いですよ」と告白。8年前に小池百合子都知事が初めて都知事選に挑戦した際を振り返り「かっこよかった。自民党代議士でありながら、都議会自民党を伏魔殿と言い、ブラックボックスを壊すと。正直(かっこいいと)思いました」と話した。

しかし、最近は派閥の裏金問題で政治不信を招いた自民党に小池氏が接近しているとし「この感覚は私と違う。これは批判じゃない。ファクトじゃないですか」と過去のあこがれと決別したと訴えた。

「私は行政改革に力を入れてきた」と話す蓮舫氏。「東京都は一般会計だけで8・5兆円。洗いがいがあるんじゃないですか」とニヤリ。都庁の建物を使ったプロジェクトマッピングにも言及。この事業は巨額の予算が投入されていることに疑問の声もある。

蓮舫氏は「こういう事業はあってもいいが、2年間で48億円使っている。国の1年間の貧困対策が34億円。じゃあどうするか。経済効果は否定しないが、もっと効果の出るあり方を模索したい。七夕、ハロウィーン、クリスマスの時だけにする方が費用対効果は高まると確信している」と改善策を指摘した。予算削減で生まれた費用を「本当に必要な人たちに振り分けるのが政治」と理解を求めた。

演説後、報道陣に対応した蓮舫氏は公約発表を小池氏と同じタイミングにしたい考えを表明。「同時にした方が都民も比較しやすいのかなと思う」と狙いを明かした。

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