バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ペルージャ)は〝チームの戦力度〟に手応えを感じている。
イタリア1部のプレーオフに出場した石川と高橋藍(サントリー)は、ネーションズリーグ予選ラウンド第1週ブラジル大会を欠場。それでも、東京五輪銅メダルのアルゼンチンを下すなど、3勝1敗と上々の滑り出しを見せた。石川と高橋は5月31日から合流。4日に開幕するNL予選ラウンド第2週福岡大会(北九州市・西日本総合展示場)を前に、2日には会場で練習を公開した。
各選手の活躍は石川にとっても刺激となっている。「高橋選手と『俺ら、いらないじゃん』と話していた」と苦笑い。その上で「まだ(パリ五輪代表の)12人も決まっていない。後から合流するとか関係なく、しっかり力を証明して残る。このNLはそういった意味も含まれているので、もう一度自分のバレーをしっかりするべきかなと思っている」と気を引き締めた。
ベストメンバーが揃った日本代表。石川は「誰が出ても強いチームは目指しているところ」とさらなる高みを見据えた。