2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主演する仲野太賀(31)が〝第二の長瀬智也〟に指名されたという。今、飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優の一人だが、いったいどういうことなのか。
「豊臣兄弟!」で仲野は豊臣秀吉の弟・秀長役を務める。秀吉の一代記「太閤記」を兄弟の絆というテーマで描き、秀長目線で戦国時代をダイナミックに展開させるエンターテインメントだ。
仲野といえば、コメディーからシリアスまでこなす俳優として知られ、近年その活躍は目覚ましい。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」では、ヒロイン・伊藤沙莉演じる猪爪寅子の夫・佐田優三役を好演し、SNS上では連日称賛の声があふれている。さらに7月にスタートするフジテレビ系ドラマ「新宿野戦病院」では小池栄子とダブル主演を務めるなど引っ張りダコだ。
「新宿――」で脚本を担当するのが宮藤官九郎だが、実は仲野を〝第2の長瀬智也〟として期待しているという。
テレビ関係者は「仲野さんはデビュー前からクドカン作品の大ファンで、これまですべてのクドカン作品を見てきました。特に出演俳優の中でも長瀬さんに一目置き、ずっと憧れでもあったそうです」と明かす。
たしかに宮藤と長瀬は、これまでドラマ「池袋ウエストゲートパーク」をはじめ「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」などでタッグを組み、ヒットさせてきた。
一方の仲野も宮藤作品への出演は少なくない。NHK朝ドラ「あまちゃん」のほか、「ゆとりですがなにか」でゆとり世代の〝モンスター社員〟を熱演。昨年も舞台「もう我慢できない」やウエブドラマ「季節のない街」に出演するなど、宮藤作品でオファーがあれば絶対に断らないとさえ言われているほどだ。
「長瀬さんも仲野さんもコメディーからシリアスまでどんな役にでも果敢に挑戦し臨機応変に演技ができる人。仲野さんはクドカン作品に欠かせない俳優となり、クドカンさんも何かと仲野さんを指名するようになりました。今や第2の長瀬さんなのです」(同)
長瀬は21年3月をもって旧ジャニーズ事務所を退所し、その後は事実上の〝芸能界引退状態〟。現在はオートバイレースに参戦したり、バンド活動を時々行ったりしているものの、本格的な復帰はしていない。宮藤としてみれば、仲野を第2の長瀬に指名するのも不思議ではないだろう。
「クドカンさんはいつの日か仲野さんと長瀬さんを共演させたいそうですよ」(同)
果たして2人の共演は実現するのか。